2007年 08月 15日
看取るための準備、看取った後の処置
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メイプルさんを看取った前後に飼い主がやっていたことを書いてみます。
メイプルさんが息を引き取る数時間前、飼い主は、メイプルさんに添い寝しつつ、その合間にバタバタをやっていたことがあります…。
それは、何かと申しますと・・・
火葬するにあたっての下調べでございました…。
『縁起でもない~』とも思われるかもしれませんが、メイプルさんの場合、世の中が一般的にはお盆休みに突入する時期でもあり、いざという時に慌てないために、人知れず、犬知れず…で、確認しておいたのです。
飼い主は、メイプルさんの火葬も先輩犬たちと同じように公営の火葬場と考えておりました。
人間の火葬場なので、【友引】がお休みになり、ペットの火葬もしてもらえません。
季節的に、友引の前日に息を引き取るケースも有り得るので、その場合は、何日も家に置いておけないのでペット葬儀屋さんでの火葬にすることも考えて、近くに数社ある業者から、お願いするかもしれない業者も選んでおりました。
メイプルさんの場合、友引が14日だったので、13日だったら…という仮定になるので、公営の可能性とペット葬業者、どちらも有り得る状態でした。
急いで調べるべくは、週末なのもあり、公営で必要となる火葬許可書というのをお役所で発行して貰わなければならないので、近くの支所は休日の窓口が無いので、週末のペットの火葬許可書の発行が市役所で発行して貰えるかを確認。
火葬場へも休日の確認で電話し、これまでの先輩犬時代には無かった、ペットの受付時間が設定されてることを知らされ、やっぱり、あれこれ聞いておくモンだと思った飼い主でした…。
これも、看取るための準備の一つだったと思っています。
そして、看取った後の処置については、『足型を取るために紙粘土を買いに~~』って感じの話ではなく、生々しい話も書きたいと思っていますので、読まれたい方のみ続きを読んでください。
昨今は、ペット葬儀屋さんにお願いされる方も多いかと思いますが、その場合は、業者さんが行ってくれるのかもしれません。
しかし、時間などによっては、実際に息を引き取って、業者さんが来てくれるまでの間に時間が空くケースもあるかと思いますので、その間に飼い主がやっておいた方が良いかと思うことを書きます。
ご承知かとも思いますが、死後、体内に溜まっている物が出てしまうのです…。
出来るだけ身体をキレイなままに保つためにも、早めに処置をした方が良いかと…。
メイプルさんは、息を引き取る数十分前にウンチを出しましたが、死後の脱糞があるかもしれないと、息を引き取ってからすぐに肛門にガーゼを詰めました。
これは、母上さまのアドバイスでもあったのですが、母上さまは、祖母が亡くなったときに着物を届けたので、その時に目にした物を教えてくれました。
割り箸
どうも、祖母は割り箸を使ってガーゼを詰められた可能性があると…。
もう、慣れ親しんでいたメイプルさんの肛門ですが、ウンチを出すのとは違い、ガーゼを詰めるという作業だったので、押し込まなければならないので、飼い主、割り箸を使って、『ゴメンよ~~これで最後だからね…』と、丸め畳んだガーゼを押し込ませていただきました。
散々、ウンチまみれになったお尻のお世話をさせていただいた飼い主は、これを持って、死後にはお尻のお世話をせずに、ウンチまみれで旅出せることもなく、キレイな姿を保てたと思っています。
併せて、カテーテルを抜いて楽にさせてやりましたが、カテーテルで出せるだけのオシッコが出ていたので、こっちは何も詰めませんでした。
時間が過ぎて、オリモノのような物が出ていましたが、これは、また後日に書くというまま書いていない獣医の要らぬコトのお陰だったかも…。
人間の場合、鼻にもガーゼを詰めるらしいのですが、メイプルさんの場合、肛門は慣れ親しんでいたのもあって抵抗なく行えたのですが、飼い主、どうしても、小さなメイプルさんの鼻の穴にガーゼを入れることが出来ず(気持ち的に)、身体の下には、スーパーワイドサイズのシーツを2枚敷いて(これは、もしかしたらヤバいかも?と感じた夕方頃から敷いていました)、お顔の下にレギュラーサイズのシーツを敷いて、マメに換えてやりました。
お陰で、死して、『鼻水が出てるね~』と、鼻水を拭いてやるお世話になりましたけど…。
夜には、鼻水だったものが、死後12時間ほど過ぎた朝あたりから、鼻血混じりの液体になり、『可哀想だと思ったけど、鼻にも詰めてやっておいた方がよかったのかな~』とも感じながら、せっせとシーツを換えました…。
あとは、メイプルさんも最期に脚を少しばかり痙攣さして、延ばしたままで逝ったので、納棺を考えて、硬直が始まる前…まだ、身体が温かい間に、脚をコンパクトにまとめさせてもらいました。
死後の姿をご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、可哀想と思うかもしれませんが、ダルメシアンサイズくらいになると、足を延ばしたままで納棺しようと思うと、それに見合うサイズの棺が必要になりますから、業者さんにお願いされる場合も事前に棺サイズの確認などしておいた方がいいのかも知れませんねっ…。
『縁起でもない』という言葉もありますが、『備えあれば、憂いなし』という言葉もあります…。
『縁起でもない』と、前日にメイプルさん用の棺の準備を頼んだのに、準備してくれなかった家人…。
メイプルさんの納められた棺、実は、こんな箱だったのです…
火葬しなければならない朝になって、24時間営業の近くのスーパーに行って、『とにかく大きな箱を下さい』とお願いして、奥の方から出してきてくれたのがトイレットペーパーの箱だもん!
『トイレットペーパーの箱じゃなく・・・』なんて言えないホームセンターすら開店していない時間。。。ありがたく頂いて帰ってくるしかないハメになったのでした…。
まぁ、この箱、サイズ的には、ピッタリだったんですけどねぇ~
そんなこんなで、『トイレットペーパーの箱のままじゃ可哀想だぁ~~』と、蓋を閉じてから、姪っ子さんや甥っ子さんも一緒にメッセージを書いた寄せ書き箱に変身させたのでした…。
メイプルさんもそれなりに体重を確保して逝ったのですが、飼い主、思いっきりあれこれと持たせて、結構な重みだったので、荷物のようにも見えますが、ロープも掛けて、見栄えは悪くなったけど箱が崩れないように…でした。
まぁ、こんな話もいつか訪れる日のために脳みその片隅に残しておいてください…。
メイプルさんが息を引き取る数時間前、飼い主は、メイプルさんに添い寝しつつ、その合間にバタバタをやっていたことがあります…。
それは、何かと申しますと・・・
火葬するにあたっての下調べでございました…。
『縁起でもない~』とも思われるかもしれませんが、メイプルさんの場合、世の中が一般的にはお盆休みに突入する時期でもあり、いざという時に慌てないために、人知れず、犬知れず…で、確認しておいたのです。
飼い主は、メイプルさんの火葬も先輩犬たちと同じように公営の火葬場と考えておりました。
人間の火葬場なので、【友引】がお休みになり、ペットの火葬もしてもらえません。
季節的に、友引の前日に息を引き取るケースも有り得るので、その場合は、何日も家に置いておけないのでペット葬儀屋さんでの火葬にすることも考えて、近くに数社ある業者から、お願いするかもしれない業者も選んでおりました。
メイプルさんの場合、友引が14日だったので、13日だったら…という仮定になるので、公営の可能性とペット葬業者、どちらも有り得る状態でした。
急いで調べるべくは、週末なのもあり、公営で必要となる火葬許可書というのをお役所で発行して貰わなければならないので、近くの支所は休日の窓口が無いので、週末のペットの火葬許可書の発行が市役所で発行して貰えるかを確認。
火葬場へも休日の確認で電話し、これまでの先輩犬時代には無かった、ペットの受付時間が設定されてることを知らされ、やっぱり、あれこれ聞いておくモンだと思った飼い主でした…。
これも、看取るための準備の一つだったと思っています。
そして、看取った後の処置については、『足型を取るために紙粘土を買いに~~』って感じの話ではなく、生々しい話も書きたいと思っていますので、読まれたい方のみ続きを読んでください。
昨今は、ペット葬儀屋さんにお願いされる方も多いかと思いますが、その場合は、業者さんが行ってくれるのかもしれません。
しかし、時間などによっては、実際に息を引き取って、業者さんが来てくれるまでの間に時間が空くケースもあるかと思いますので、その間に飼い主がやっておいた方が良いかと思うことを書きます。
ご承知かとも思いますが、死後、体内に溜まっている物が出てしまうのです…。
出来るだけ身体をキレイなままに保つためにも、早めに処置をした方が良いかと…。
メイプルさんは、息を引き取る数十分前にウンチを出しましたが、死後の脱糞があるかもしれないと、息を引き取ってからすぐに肛門にガーゼを詰めました。
これは、母上さまのアドバイスでもあったのですが、母上さまは、祖母が亡くなったときに着物を届けたので、その時に目にした物を教えてくれました。
割り箸
どうも、祖母は割り箸を使ってガーゼを詰められた可能性があると…。
もう、慣れ親しんでいたメイプルさんの肛門ですが、ウンチを出すのとは違い、ガーゼを詰めるという作業だったので、押し込まなければならないので、飼い主、割り箸を使って、『ゴメンよ~~これで最後だからね…』と、丸め畳んだガーゼを押し込ませていただきました。
散々、ウンチまみれになったお尻のお世話をさせていただいた飼い主は、これを持って、死後にはお尻のお世話をせずに、ウンチまみれで旅出せることもなく、キレイな姿を保てたと思っています。
併せて、カテーテルを抜いて楽にさせてやりましたが、カテーテルで出せるだけのオシッコが出ていたので、こっちは何も詰めませんでした。
時間が過ぎて、オリモノのような物が出ていましたが、これは、また後日に書くというまま書いていない獣医の要らぬコトのお陰だったかも…。
人間の場合、鼻にもガーゼを詰めるらしいのですが、メイプルさんの場合、肛門は慣れ親しんでいたのもあって抵抗なく行えたのですが、飼い主、どうしても、小さなメイプルさんの鼻の穴にガーゼを入れることが出来ず(気持ち的に)、身体の下には、スーパーワイドサイズのシーツを2枚敷いて(これは、もしかしたらヤバいかも?と感じた夕方頃から敷いていました)、お顔の下にレギュラーサイズのシーツを敷いて、マメに換えてやりました。
お陰で、死して、『鼻水が出てるね~』と、鼻水を拭いてやるお世話になりましたけど…。
夜には、鼻水だったものが、死後12時間ほど過ぎた朝あたりから、鼻血混じりの液体になり、『可哀想だと思ったけど、鼻にも詰めてやっておいた方がよかったのかな~』とも感じながら、せっせとシーツを換えました…。
あとは、メイプルさんも最期に脚を少しばかり痙攣さして、延ばしたままで逝ったので、納棺を考えて、硬直が始まる前…まだ、身体が温かい間に、脚をコンパクトにまとめさせてもらいました。
死後の姿をご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、可哀想と思うかもしれませんが、ダルメシアンサイズくらいになると、足を延ばしたままで納棺しようと思うと、それに見合うサイズの棺が必要になりますから、業者さんにお願いされる場合も事前に棺サイズの確認などしておいた方がいいのかも知れませんねっ…。
『縁起でもない』という言葉もありますが、『備えあれば、憂いなし』という言葉もあります…。
『縁起でもない』と、前日にメイプルさん用の棺の準備を頼んだのに、準備してくれなかった家人…。
メイプルさんの納められた棺、実は、こんな箱だったのです…
火葬しなければならない朝になって、24時間営業の近くのスーパーに行って、『とにかく大きな箱を下さい』とお願いして、奥の方から出してきてくれたのがトイレットペーパーの箱だもん!
『トイレットペーパーの箱じゃなく・・・』なんて言えないホームセンターすら開店していない時間。。。ありがたく頂いて帰ってくるしかないハメになったのでした…。
まぁ、この箱、サイズ的には、ピッタリだったんですけどねぇ~
そんなこんなで、『トイレットペーパーの箱のままじゃ可哀想だぁ~~』と、蓋を閉じてから、姪っ子さんや甥っ子さんも一緒にメッセージを書いた寄せ書き箱に変身させたのでした…。
メイプルさんもそれなりに体重を確保して逝ったのですが、飼い主、思いっきりあれこれと持たせて、結構な重みだったので、荷物のようにも見えますが、ロープも掛けて、見栄えは悪くなったけど箱が崩れないように…でした。
まぁ、こんな話もいつか訪れる日のために脳みその片隅に残しておいてください…。
by dalmania
| 2007-08-15 00:53
| 最期のこと